クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 禁断のフェラーリ・チューニング! ノビテックが大胆カスタマイズを施した「SF90XX」
CUSTOM
share:

禁断のフェラーリ・チューニング! ノビテックが大胆カスタマイズを施した「SF90XX」

投稿日:

TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: NOVITEC

  • ノビテック SF90XX:装着ホイールはNF11 ZVルック
  • ノビテック SF90XX:車高は25mmダウンしている
  • ノビテック SF90XX:レーシングルックをさらに際立たせる、左右のノビテック製露出構造のカーボンカバーが備えられたサイドミラー
  • ノビテック SF90XX:インテリアは特に変更がない
  • ノビテック SF90XX:アルミスペーサーを採用し、ツライチを実現
  • ノビテック SF90XX:ノビテック製のエキゾーストシステムを装備することでさらに30psアップ
  • ノビテック SF90XX:装着ホイールはNF11 ZVルック
  • ノビテック SF90XX:フロントに20インチ径、リアに21インチ径を選択したアメリカのヴォッセン製のホイール。ノビテックでは3タイプのデザインと多彩なカラーバリエーションでカスタマーを迎える
  • ノビテック SF90XX:エキゾーストシステムは、電子制御サウンド・マネージメントの有無も選択できる
  • ノビテック SF90XX:装着ホイールはNF11 ZVルック
  • ノビテック SF90XX:フロントに20インチ径、リアに21インチ径を選択したアメリカのヴォッセン製のホイール。ノビテックでは3タイプのデザインと多彩なカラーバリエーションでカスタマーを迎える
  • ノビテック SF90XX:エクステリアのフィニッシュには、さほど大きな変化はない

注目はエキゾーストシステムのチューニング

ドイツのスーパースポーツチューナーとしてその名前を知られるノビテック。今回フェラーリ「SF90 XXストラダーレ」をベースにチューニングしたモデルを発表しました。早速その詳細をレポートしていくことにします。

独自の手法でチューニングをするノビテック

かつてフェラーリをチューニングすることなど、常識では考えられない暴挙であった。だがより高性能で魅力的な内外観を持つモデルを要求するカスタマーの声は、フェラーリの販売台数が増えるにつれて高まりを見せた。1980年代にはケーニッヒスペシャルがBBシリーズやテスタロッサなどを使用したコンプリートカーを製作。テスタロッサをベースとしたコンペティションシリーズは、最終的には1200psの最高出力をスペックシートに掲げ、世界に激震を走らせた。

そこからもフェラーリを素材としたチューニングモデルはさまざまなブランドから誕生する。現在もっとも積極的に送り出しているのは、ドイツのノビテック社だ。イタリアンドリームファクトリー……すなわちフェラーリで開発されたモデルを、独自の手法でチューニングし、より刺激的なマシンを作り上げるノビテックの仕事は、すでに世界中のカスタマーからその実力を広く認められているところ。

エンジンとモーターを組み合わせたシステム出力は1060ps

今回発表されたチューンドフェラーリは、SF90 XXストラダーレをベースにしている。そもそもXXなる特別な称号が物語るとおり、サーキット走行にフォーカスし、動力性能や運動性能を高めたモデル(SF90 XX ストラダーレはXXモデル史上初めてストリート用のクルマへの使用も認められたプログラム)。ノビテックがさらにどのようにチューニングするのかには世界中のファンから注目が集まっていた。

そもそもXXモデルのベースとなったSF90ストラダーレ、SF90スパイダーでは、4LのV型8気筒ツインターボエンジンと3基のエレクトリック・モーターの組み合わせで、最高出力は1000psに達していたが、フェラーリはXXストラダーレ(オープン仕様のスパイダーも同様に)では、この数字を1030psにまで増強。エンジンやボディの軽量化で10kgの重量減も果たしていた。

電子制御サウンド・マネージメントの有無も選択できる

ノビテックが改良の手を加えたのは、そのエキゾーストシステムだ。エンジン設計の専門家は、そのために100セルのメタル触媒を使用。すべてのコンポーネンツをステンレススチール、もしくはインコネルで製作することを可能とした。また排出ガスの経路を最適化することで、V8ツインターボエンジンはより効率的に排出ガスを排気システムに送り出すことが可能となった。

さらに熱的に絶縁された排気システムはエンジンルームの温度を低下させることにも大きく貢献。さらに、電子制御サウンド・マネージメントの有無も選択できる。

最高出力は、ノビテック製のエキゾーストシステムを装備することでさらに30psアップし、システム全体の数値は1060psに、最大トルクも800N・mと36N・mの向上を果たす。SF90 XXストラダーレは、ノビテックの手によって確実に新たなアドバンテージを得たのである。

エクステリアのフィニッシュには、さほど大きな変化はないようだ。レーシングルックをさらに際立たせる、左右のノビテック製露出構造のカーボンカバーが備えられたサイドミラーや、フロントに20インチ径、リアに21インチ径を選択したアメリカのヴォッセン製のホイール。ノビテックでは3タイプのデザインと多彩なカラーバリエーションでカスタマーを迎えるとのこと。

今回の車両では、ツインスポークとセンターロックスタイルのハブカバーが特徴の「NF11」だ。車高は前後両アクスルで25mmダウン。スプリングにはノビテック独自のスポーツ・スプリングが使用される。オンロードを走ることが許されることになったXXモデル、SF90 XX ストラダーレ。スパイダーとともに、このノビテックの作品はこれから大きな話題を呼ぶに違いない。

すべて表示

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS

OSZAR »