ワンオーナー・フルオリジナルのR34型スカイラインGT-R
2025年4月11日〜13日に開催されたオートモビルカウンシル2025のヴィンテージ 宮田自動車のブースでは、ほかにもハコスカとR34型スカイラインGT-Rも展示。前者は1972年式の日産KPGC10型「スカイライン2000GT-R」で3500万円、後者が2002年式の日産BNR34型「スカイラインGT-R Mスペック」で2770万円であった。
R34型スカイラインGT-Rといえば、専用エアロパーツ&チューニングサスペンション、アクティブLSDなどでレーシーなエクステリアとスポーツ性能を手に入れたVスペックが有名。だが、リップルコントロール・ショックアブソーバーによるしなやかな乗り心地や熟練職人が1脚ごとに手縫い/張り込み作業を行った専用本革シートなどによりプレステージ性が高められたMスペックも通の間では人気だ。
現車は、ワンオーナー、無事故、フルオリジナル。最終モデルで、オールメンテの記録があるそうだ。大人の乗り味が魅力のスカイラインGT-R Mスペックで、夜な夜なドライブしても楽しいだろう。
トヨタ スポーツ800は今が狙い目?
もう1台、日産車ではないが気になったのがオリジナル度の高いトヨタ「スポーツ 800」。1969年式の最終型で、価格は880万円。ボディレストア済み、各部再メッキ仕上げ、ゴム類交換済み、ステアリング/ホイールキャップなどが新品というスペックであった。ホンダ「S500」に始まるSシリーズとは好敵手として並び称され、1960年代の国産小型スポーツカーの秀作として評価の高いヨタハチは、3桁万円で流通しているうちにゲットしておくのが吉かもしれない。